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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻3号

2015年03月発行

文献概要

特集 神経難病ケアのコペルニクス的転回 【診断アプローチの進歩】

神経難病診療の新たな画像検査を活かす

著者: 三品雅洋1 石井賢二2

所属機関: 1日本医科大学大学院医学研究科脳病態画像解析学講座 2地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 研究所神経画像研究チーム

ページ範囲:P.215 - P.218

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画像診断の長所と落とし穴
 画像診断の情報は,多次元の要素を持つ.血液生化学的検査の数値に相当するものが画像のボクセル値であり,MRIの信号強度,核医学検査では血流・代謝・受容体密度などが該当する.それぞれのボクセルには3次元の解剖学的情報が付与される.剖検脳と異なり,経時的変化も観察できる.形態を見るCT・MRIでは,神経難病初期に異常が捉えられない場合でも,進行に伴い変化することが多い.
 一方,SPECTやPETのような機能画像は,病初期の感度が高いが,末期では脳全体の血流・代謝低下となり,鑑別診断が困難なことがある.

参考文献

1)石井賢:認知機能診断法 認知症の画像診断.日本臨床 72:681-686, 2014.
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5)篠遠仁,他:CBSにおける画像診断.神経研究の進歩 65 : 41-53, 2013.
6)Sugimoto A, et al : Is this a new type of primary prosopagnosia, both progressive and apperceptive?. Neuropsychiatr Dis Treat 8 : 169-173, 2012.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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