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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻3号

2015年03月発行

文献概要

憧れのジェネラリストが語る「努力はこうして実を結ぶ!」・3

研修医のおかげ

著者: 塩尻俊明1

所属機関: 1国保旭中央病院総合診療内科

ページ範囲:P.289 - P.289

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モチベーションは研修医教育
 私の場合,総合診療内科とは別に研修部長を兼任していたことが,生涯学習の点で幸運だったのかもしれません.毎日のケースカンファレンスや患者管理の中で,初期,後期研修医に教えるトピックやテーマが,私の学習のモチベーションとなっています.
 具体的な話になってしまいますが,学習すべきトピックやテーマを決めたら,研修医がよく使うテキストなどを5〜6(種類)ながめます.例えば,感染性心内膜炎を勉強するとすれば,『レジデントのための感染症診療マニュアル』1),『Step Up式感染症診療のコツ』2),『市中感染症診療の考え方と進め方』3),UpToDate,DynaMedなどを用意します.いくつかのテキストの中から研修医が理解しやすい記載を探します.そして,新しい話題やさらなる情報を追加したほうが良い場合は,ACP Journal Club,Evidence-Based Medicine,EvidenceUpdatesなどに目を通していきます.

参考文献

1)青木眞:レジデントのための感染症診療マニュアル第2版.医学書院,2007.
2)本郷偉元(編):Step Up式感染症診療のコツ─初期研修から後期研修まで.文光堂,2013.
3)IDATENセミナーテキスト編集委員会(編):市中感染症診療の考え方と進め方(IDATEN感染症セミナー).医学書院,2009.
4)スティーブン・マクギー(著),柴田寿彦(訳):マクギーの身体診断学─エビデンスにもとづくグローバル・スタンダード.診断と治療社,2009.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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