文献詳細
特集 関節が痛いんです!─コモンからレアものまでの診断と治療
【関節痛で疑う比較的レアな疾患】
文献概要
Case
患者:6歳,男児.
現病歴:これまでの成長発達に問題はなかった.前夜の就寝まではいつもと変わりはなかったが,翌日起床時から「右の膝が痛い」と言って,右足に体重をかけないような歩き方をしていた.元気はあるが,母親が心配したため来院した.先行する感冒様症状や外傷歴はない.
検査結果と経過:発熱はなく,右膝関節に異常は認めなかったが,右股関節前方からの圧迫で疼痛があり,股関節可動域制限を伴っていた.両股関節正面X線写真で異常はなく,単純性股関節炎を第一に考えた.他の疾患と鑑別を行う目的で血液検査(血算,赤沈,CRP)を行い,自宅安静での経過観察を指示した.採血検査に異常はなく,1週間後の再診時には痛みは消失し,元気に母親と歩いて来院する姿が見られた.
患者:6歳,男児.
現病歴:これまでの成長発達に問題はなかった.前夜の就寝まではいつもと変わりはなかったが,翌日起床時から「右の膝が痛い」と言って,右足に体重をかけないような歩き方をしていた.元気はあるが,母親が心配したため来院した.先行する感冒様症状や外傷歴はない.
検査結果と経過:発熱はなく,右膝関節に異常は認めなかったが,右股関節前方からの圧迫で疼痛があり,股関節可動域制限を伴っていた.両股関節正面X線写真で異常はなく,単純性股関節炎を第一に考えた.他の疾患と鑑別を行う目的で血液検査(血算,赤沈,CRP)を行い,自宅安静での経過観察を指示した.採血検査に異常はなく,1週間後の再診時には痛みは消失し,元気に母親と歩いて来院する姿が見られた.
参考文献
1)横田俊平,他:若年性特発性関節炎.初期診療の手引き(2007年),日小児会誌 111 : 1103-1112, 2007.
掲載誌情報