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文献概要
特集 関節が痛いんです!─コモンからレアものまでの診断と治療 【関節痛で疑う比較的レアな疾患】
単純性股関節炎,Perthes(ペルテス)病,若年性特発性関節炎
著者: 山本祐1
所属機関: 1自治医科大学附属病院総合診療内科
ページ範囲:P.368 - P.369
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患者:6歳,男児.
現病歴:これまでの成長発達に問題はなかった.前夜の就寝まではいつもと変わりはなかったが,翌日起床時から「右の膝が痛い」と言って,右足に体重をかけないような歩き方をしていた.元気はあるが,母親が心配したため来院した.先行する感冒様症状や外傷歴はない.
検査結果と経過:発熱はなく,右膝関節に異常は認めなかったが,右股関節前方からの圧迫で疼痛があり,股関節可動域制限を伴っていた.両股関節正面X線写真で異常はなく,単純性股関節炎を第一に考えた.他の疾患と鑑別を行う目的で血液検査(血算,赤沈,CRP)を行い,自宅安静での経過観察を指示した.採血検査に異常はなく,1週間後の再診時には痛みは消失し,元気に母親と歩いて来院する姿が見られた.
患者:6歳,男児.
現病歴:これまでの成長発達に問題はなかった.前夜の就寝まではいつもと変わりはなかったが,翌日起床時から「右の膝が痛い」と言って,右足に体重をかけないような歩き方をしていた.元気はあるが,母親が心配したため来院した.先行する感冒様症状や外傷歴はない.
検査結果と経過:発熱はなく,右膝関節に異常は認めなかったが,右股関節前方からの圧迫で疼痛があり,股関節可動域制限を伴っていた.両股関節正面X線写真で異常はなく,単純性股関節炎を第一に考えた.他の疾患と鑑別を行う目的で血液検査(血算,赤沈,CRP)を行い,自宅安静での経過観察を指示した.採血検査に異常はなく,1週間後の再診時には痛みは消失し,元気に母親と歩いて来院する姿が見られた.
参考文献
1)横田俊平,他:若年性特発性関節炎.初期診療の手引き(2007年),日小児会誌 111 : 1103-1112, 2007.
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