文献詳細
文献概要
特集 関節が痛いんです!─コモンからレアものまでの診断と治療 【関節痛で疑う比較的レアな疾患】
肥大性骨関節症(肺性など)
著者: 根本隆章1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学総合診療内科
ページ範囲:P.370 - P.371
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患者:67歳,男性.
主訴:両足関節腫脹・疼痛.
現病歴:2箱/日×45年の喫煙歴があり,55歳時より糖尿病の治療を受けていた.2カ月前より両足関節の腫脹と疼痛を自覚し,半年間で5kgの体重減少も認めた.関節リウマチが疑われ紹介受診.胸部理学所見に異常なし.両側足関節に腫脹,疼痛あり,ばち指を認めた.
検査結果と経過:胸部単純X線写真にて右肺門部に約3cmの腫瘤影を指摘され,精査入院となった.足関節単純X線写真で,脛骨骨端部の骨膜新生像が認められた.肺腺癌の診断で外科的治療が施行された.手術後,速やかに両足関節の腫脹,疼痛,単純X線所見は改善した.抗CCP抗体は陰性であった.
患者:67歳,男性.
主訴:両足関節腫脹・疼痛.
現病歴:2箱/日×45年の喫煙歴があり,55歳時より糖尿病の治療を受けていた.2カ月前より両足関節の腫脹と疼痛を自覚し,半年間で5kgの体重減少も認めた.関節リウマチが疑われ紹介受診.胸部理学所見に異常なし.両側足関節に腫脹,疼痛あり,ばち指を認めた.
検査結果と経過:胸部単純X線写真にて右肺門部に約3cmの腫瘤影を指摘され,精査入院となった.足関節単純X線写真で,脛骨骨端部の骨膜新生像が認められた.肺腺癌の診断で外科的治療が施行された.手術後,速やかに両足関節の腫脹,疼痛,単純X線所見は改善した.抗CCP抗体は陰性であった.
参考文献
1)Hypertrophic Osteoarthropathy. eMedicine.http://www.emedicine.com/radio/topic357.htm.アクセス日2014/10/24.
2)岸本暢将,他:リウマチ・膠原病診療マニュアル.pp41,羊土社,2009.
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