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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻4号

2015年04月発行

文献概要

みるトレ

Case 87

著者: 忽那賢志1

所属機関: 1国立国際医療研究センター感染症内科・国際感染症センター

ページ範囲:P.385 - P.386

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Case 87
患者:20代,男性.
主訴:発熱,皮疹.
現病歴:3週間前から体幹,四肢に皮疹が出現していたが瘙痒感はなく,無症状であったため放置していたという.数日前から発熱,咽頭痛,筋肉痛が出現したため救急外来を受診した.皮疹が出現する2カ月前からしばらくの間,ペニスの亀頭に疼痛を伴わない潰瘍ができていたという.
既往歴:急性B型肝炎(3年前).
性交渉歴:男性同性愛者であり,3カ月前に見知らぬ男性と性交渉があったという.
身体所見:血圧114/76mmHg,脈拍108回/分,体温39.1℃,呼吸数17回/分.
咽頭発赤あり.頸部・腋窩・鼠径リンパ節腫脹あり.体幹を中心に手掌・足底にも散在する数ミリ大の暗赤色の紅斑を認める(図1).

参考文献

1)青木眞:レジデントのための感染症診療マニュアル,第2版.pp923-969,医学書院,2007.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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