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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻5号

2015年05月発行

文献概要

特集 咳を聴きとり,咳を止める 【随伴症状と咳:診断アプローチを理解する】

発熱を伴う咳を見た際には?

著者: 宮下修行1

所属機関: 1川崎医科大学総合内科学1

ページ範囲:P.458 - P.461

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はじめに
 発熱を伴う咳嗽の原因の多くは感染性咳嗽である1〜3).感染性咳嗽は非特異的上気道炎症状を伴うことを特徴とし,周囲に同様の咳嗽患者がいる頻度が高い.ただし症状のみから咳嗽の原因微生物を推定することは困難で,百日咳,マイコプラズマ,肺炎クラミジアなどは咳嗽の原因となる多くの疾患と鑑別困難な微生物とされている1〜3)

参考文献

1)日本呼吸器学会 咳嗽に関するガイドライン作成委員会:咳嗽に関するガイドライン第2版.日本呼吸器学会,メディカルレビュー社,2012.
2)Miyashita N, et al : Chalmydia pneumoniae infection in adult patients with persistent cough. J Med Microbiol 52 : 265-269, 2003.
3)Miyashita N, et al : Diagnostic value of symptoms and laboratory data for pertussis in adolescent and adult patients. BMC Infect Dis 13 : 129, 2013.
4)肺炎マイコプラズマ肺炎に対する治療指針策定委員会(編):肺炎マイコプラズマ肺炎に対する治療指針.pp1-48,日本マイコプラズマ学会,2014.
5)Miyashita N, et al : Evaluation of serological tests for diagnosis of Bordetella pertussis infection in adolescents and adults. Respirology 16 : 1189-1195, 2011.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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