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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻5号

2015年05月発行

文献概要

特集 咳を聴きとり,咳を止める 【随伴症状と咳:診断アプローチを理解する】

アレルギー性疾患が疑われる咳を見た際には?

著者: 相良博典1

所属機関: 1昭和大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー内科学部門

ページ範囲:P.467 - P.470

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 遷延性・慢性咳嗽の中で多い疾患は咳喘息で,次いで喘息である(図1)1).遷延性・慢性咳嗽を診断していく上では,咳の持続期間および乾性咳嗽か湿性咳嗽かを見極めることが診断のアプローチとしてきわめて重要である.胸部X線上で異常陰影を示さない原因がよくわからない時は,まず喀痰の有無でその方向性を定める.乾性咳嗽が主体の場合には,頻度の高い疾患の診断を示唆する症状および所見から診断を進めるとよい.
 まず典型的な症例を提示する.

参考文献

1)新実彰男,他:第59回日本アレルギー学会学術集会,2009.
2)一般社団法人日本アレルギー学会:喘息予防・管理ガイドライン2012.共和企画出版.
3)社団法人日本呼吸器学会:咳嗽に関するガイドライン第2版.メディカルレビュー社,2012.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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