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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻7号

2015年07月発行

文献概要

みるトレ

Case 90

著者: 忽那賢志1

所属機関: 1国立国際医療研究センター感染症内科・国際感染症センター

ページ範囲:P.687 - P.688

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Case 90
患者:9カ月,男児.
主訴:発熱,発疹.
現病歴:これまでの発達歴で特に異常を指摘されたことはない8カ月の男児.3日前より39℃を超える発熱が出現した.やや夜間の寝つきが悪くなったが,鼻汁,咳,痰や下痢などの症状はなく,日中は元気に過ごしていたため,母親が自宅で様子を見ていたという.本日になって解熱したが,突然全身に紅斑が出現したため,児の父親である感染症医にコンサルテーションとなった.
ワクチン接種歴:麻疹・風疹・水痘・ムンプスは未接種.DPTワクチン,Hibワクチン,7価肺炎球菌ワクチンはそれぞれ3回接種済み.
身体所見:体温37.2℃.咽頭発赤なし.扁桃腫大なし.
顔面・頸部・体幹・四肢に紅斑性の斑および丘疹を認める(図1).

参考文献

1)Asano Y, et al : Clinical features of infants with primary human herpesvirus 6 infection(exanthem subitum, roseola infantum). Pediatrics 93 : 104, 1994.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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