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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻8号

2015年08月発行

文献概要

特集 健診データで困ったら─こんな検査結果を持ってこられたら 【各論】

2.胸部CTの異常と経過観察の仕方

著者: 古堅誠1 藤田次郎1

所属機関: 1琉球大学大学院医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学講座(第一内科)

ページ範囲:P.733 - P.736

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Case
「胸部CT検診で肺結節影を指摘されたのですが……」
患者:76歳,男性.
既往歴:高血圧・不整脈で近医通院中.
喫煙歴:20〜40歳,20本/日.
職業歴:元教師.アスベスト曝露歴・粉塵吸入歴なし.
主訴:検診異常.胸部CT検診にて,右肺上葉に肺結節影(右肺上葉に,径13mm大で内部均一な,すりガラス状結節影)(図1A)を指摘され,外来を受診した.呼吸器自覚症状は乏しく,全身状態良好である.肺結節影をどのように判定し,今後の方針を立てたらよいであろうか?

参考文献

1)The National Lung Screening Trial Research Team, et al:Reduced lung-cancer mortality with low-dose computed tomographic screening. N Engl J Med 365(5): 395-409, 2011.
2)丸山雄一郎:肺癌集団検診の現状と問題点.画像診断 33(5): 460-471, 2013.
3)日本CT検診学会肺がん診断基準部会(編):低線量CTによる肺がん検診の肺結節の判定基準と経過観察の考え方 第3版.2012. http://www.jscts.org/jp/(2015年7月13日現在)
4)Travis WD, et al:International Association for the Study of Lung Cancer/American Thoracic Society/European Respiratory Society international multidisciplinary classification of lung adenocarcinoma. J Thorac Oncol 6(2): 244-285, 2011.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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