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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻9号

2015年09月発行

文献概要

What's your diagnosis?[153]

キザなしんどさ

著者: 夜久愛12 辻野絵美3 石丸裕康3 八田和大3

所属機関: 1現京都大学大学院医学研究科 2京都大学医学部免疫膠原病内科 3天理よろづ相談所病院総合内科

ページ範囲:P.809 - P.811

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症例
患者:84歳,男性.
主訴:倦怠感.
現病歴:ADL屋内自立で歩行も可能であったが,入院3カ月前より倦怠感が出現した.倦怠感は動くと悪化し,息切れがする.ベッドで寝ていると軽快するので,寝たきりの状態で過ごすようになり,入院3日前より倦怠感が増悪し,食事をほとんどとらなくなったため入院となった.
Review of system :
+:数十年前からの咳および痰(変化なし).
-:発熱,悪寒,盗汗,体重減少,動悸,頭痛,鼻汁,咽頭痛,腹痛,下痢,筋力低下.
既往歴:アスベスト肺,前立腺癌,関節リウマチ.
薬剤歴:デカドロンR1mg,リュープリンR,アザルフィジンR1,000mg,リマチルR200mg.

参考文献

1)Rodrigues P, et al : Platypnea-Orthodeoxia Syndrome in Review ; Defining a New Disease? Cardiology 123 : 15-23, 2012.
2)Zanchetta M, et al : A mystery featuring right-to-left shunting despite normal intracardiac pressure. Chest 128(2): 998-1002, 2005.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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