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文献詳細

雑誌文献

総合診療25巻9号

2015年09月発行

文献概要

Dr.徳田と学ぶ 病歴と診察によるエビデンス内科診断・13

下腿の腫脹─蜂窩織炎か? DVTか?

著者: 徳田安春1

所属機関: 1地域医療機能推進機構(JCHO)本部

ページ範囲:P.868 - P.870

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徳田:みなさん,こんにちは.この連載では「臨床疫学」を用いた診断ロジックを学びます.症例に基づきながら,レジデントのみなさんとの対話形式で進めていきます.
 今回は,「下腿の腫脹」を主訴とする患者さんです.腫脹は「浮腫」のこともあります.両側性の浮腫であれば,一般的に全身性疾患を疑いますが,片側性であれば,深部静脈血栓症(deep vein thrombosis:DVT)やリンパ浮腫(骨盤内腫瘍などによるリンパ管通過障害)などの局所病変をまず考えます.また,腫脹は「皮膚疾患」のこともあります.蜂窩織炎・丹毒,湿疹・皮膚炎などのこともありますね.
 では,今回の症例をみてみましょう.

参考文献

1)Chandra D, et al : Travel and risk for venous thromboembolism. Ann Intern Med 151(3):180-190, 2009.
2)Simel D, et al : The Rational Clinical Examination ; Evidence-Based Clinical Diagnosis(JAMA & Archives Journals),McGraw-Hill, 2008. (Kindle版ではupdateの最新追加記載あり)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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