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文献詳細

雑誌文献

総合診療26巻1号

2016年01月発行

文献概要

特集 妊婦・褥婦が一般外来に来たら─エマージェンシー&コモンプロブレム 【妊婦・褥婦のエマージェンシー】

妊婦の頭痛・痙攣発作

著者: 川西智子1 平井強1 金山尚裕1

所属機関: 1藤枝市立総合病院 産婦人科

ページ範囲:P.26 - P.29

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妊婦の頭痛
 頭痛は日常診療のなかで訴えの多い症状の1つである.頭痛を訴える妊婦も多く見られ,そのほとんどが片頭痛や緊張型頭痛など,機能性のものである.しかし,なかには産科関連疾患や,脳血管疾患など緊急性を要する病態があり,重症化した場合は母児ともに生命が危ぶまれる状態となる可能性もあるため,疾患を適切に鑑別することが重要である.本稿では,外来で妊婦が頭痛を主訴に来院した際の対応について検討する.

参考文献

1)国際頭痛学会・頭痛分類委員会(編),日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):国際頭痛分類.第3版beta版,医学書院,2014.
2)日本神経学会・日本頭痛学会(監修),慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会(編):慢性頭痛の診療ガイドライン 2013.医学書院,2013.
3)水野美邦(編):神経内科ハンドブック─鑑別診断と治療,第4版.医学書院,2010.
4)日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(編):産婦人科診療ガイドライン─産科編 2014.
5)佐川典正:痙攣があったら.産科と婦人科 73(11):1400-1407, 2006.
6)日本妊娠高血圧学会(編):妊娠高血圧症候群の診療指針2015─Best Practice Guide. メジカルビュー,2015.
7)高橋淳,宮本享:わが国における妊産婦と脳血管障害.産科と婦人科 81(5) : 555-558, 2014.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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