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文献詳細

雑誌文献

総合診療26巻1号

2016年01月発行

文献概要

特集 妊婦・褥婦が一般外来に来たら─エマージェンシー&コモンプロブレム 【よくある外来プロブレムとその対応】

妊婦・褥婦と便秘・肛門疾患

著者: 加藤一朗1

所属機関: 1島根大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.46 - P.47

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Case
3日間便が出ないために受診した妊婦
患者:30代,妊娠32週.既往なし.
現病歴:3日間便が出ず,産婦人科での妊婦健診は来週で遠方でもあったため,近くの内科を受診した.これまでの妊婦健診では異常を指摘されず,食物繊維を積極的に摂るなど,食生活や腸の動きをよくするために散歩もするなど注意していたが,便が硬く出にくいとのことだった.妊娠中は便秘になりやすいこと,引き続き食生活・運動などに注意するよう説明し,塩類下剤を処方した.

参考文献

1)池内正憲:消化器官用薬.周産期医学 39(11):1493-1496, 2009. <胃腸薬,便秘薬について詳細に述べられている>
2)早川有子,他:なるほど,解決! 妊・産・褥婦のよくあるトラブル.pp36-66,医学書院,2005. <妊婦・褥婦によくみられる便秘・痔・貧血・体重管理・乳房について説明されている>
3)中山明子,他(編),水谷佳敬,他(著):お母さんを診よう─プライマリ・ケアのためのエビデンスと経験に基づいた女性診療.pp85-92,南山堂,2015. <妊婦・褥婦を含め,女性診療全般に必要なことが記載されている>

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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