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特集 内科診療を劇的に変える“まとめ”の達人 【領域別 達人の“とっておき”まとめ】
—呼吸器関連:ややこしい「吸入薬」を整理する—覚え切れない情報は覚えずまとめておけばイイ!
著者: 倉原優1
所属機関: 1国立病院機構 近畿中央胸部疾患センター
ページ範囲:P.822 - P.827
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内科医にとって「吸入薬」は,数ある薬剤のなかでも“鬼門中の鬼門”とされており,忌み嫌われている.数年前ならまだ大丈夫だった医師も,さすがに近年の「合剤」の多さには辟易としていることだろう.呼吸器内科医ですら,膨大な吸入薬の全体像を把握している人は,そう多くないのではないか.
私が呼吸器内科医になった時,吸入薬だけは必ず自分なりに“まとめ”をつくろうと意識していた.それを“秘伝のタレ”のごとく継ぎ足し継ぎ足し,現在に至る.本稿では,呼吸器内科領域の最大のハードルとも言える「吸入薬」のまとめを紹介したいと思う.
内科医にとって「吸入薬」は,数ある薬剤のなかでも“鬼門中の鬼門”とされており,忌み嫌われている.数年前ならまだ大丈夫だった医師も,さすがに近年の「合剤」の多さには辟易としていることだろう.呼吸器内科医ですら,膨大な吸入薬の全体像を把握している人は,そう多くないのではないか.
私が呼吸器内科医になった時,吸入薬だけは必ず自分なりに“まとめ”をつくろうと意識していた.それを“秘伝のタレ”のごとく継ぎ足し継ぎ足し,現在に至る.本稿では,呼吸器内科領域の最大のハードルとも言える「吸入薬」のまとめを紹介したいと思う.
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