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文献詳細

雑誌文献

総合診療26巻12号

2016年12月発行

文献概要

特集 これでパッチリ! 眼の健康問題 【症状別トリアージ】

「目が痛いです」「しょぼつきます」「違和感があります」

著者: 堤雅幸1 北市伸義1

所属機関: 1北海道医療大学個体差医療科学センター 眼科学系

ページ範囲:P.991 - P.996

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「眼痛」の問診・身体診察
■キーワードを聞き出す
 「眼痛」を呈する疾患は多数存在するが,その痛みが生じている部位は必ずしも眼球とは限らない1).実際には,眼瞼,皮膚,涙嚢,眼窩,副鼻腔,神経,歯など,眼周囲組織の可能性もある.逆に,眼病変でありながら眼外症状を強く訴えることもある.
 したがって,よく問診して理論的に絞り込んでいくことが重要である.特に,眼科を専門としない医師が,眼痛を訴える患者に遭遇した時は,表1に示すような「キーワード」を聞き出すとよく,眼科受診を考える参考にしていただきたい.

参考文献

1)北市伸義,他:眼科領域の痛みの鑑別と治療.痛みと臨床 6(4):361-366, 2006. <眼科領域の「痛み」について書かれている>
2)北市伸義:アデノウイルス角結膜炎の診断と対策の実際.日本の眼科 87(6):736-740, 2016. <アデノウイルス角結膜炎の症状・診断・対策について書かれている>
3)北市伸義,他:目.田原卓浩(編):小児科医の役割と実践──ジェネラリストのプロになる,総合小児医療カンパニア.pp150-155,中山書店,2013. <コンタクトレンズによる角膜障害,感染性眼疾患などについて書かれている>

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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