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文献概要
Dr.徳田と学ぶ 病歴と診察によるエビデンス内科診断・18
アルコール依存症か?─問題飲酒を見極める
著者: 徳田安春1
所属機関: 1地域医療機能推進機構(JCHO)本部
ページ範囲:P.162 - P.165
文献購入ページに移動徳田:みなさん,こんにちは.この連載では「臨床疫学」を用いた診断ロジックを学びます.症例に基づきながら,レジデントのみなさんとの対話形式で進めていきます.
今回のケースは,「アルコール依存症」疑いの患者さんです.アルコールは,適度な摂取であれば,コミュニケーションをスムーズにして社会活動を円滑にする利点をもちます.しかしながら,乱用症や依存症にまでなると,肝障害や神経障害,栄養障害,精神障害などのリスクが出てきます.事故や暴力などに発展するおそれもあります.また,ほとんどの乱用症や依存症の人が,そうなる以前の不適切な飲酒(問題飲酒)から移行するので,問題飲酒者を見つけて早期に介入することが重要です.では,今回の症例をみてみましょう.
今回のケースは,「アルコール依存症」疑いの患者さんです.アルコールは,適度な摂取であれば,コミュニケーションをスムーズにして社会活動を円滑にする利点をもちます.しかしながら,乱用症や依存症にまでなると,肝障害や神経障害,栄養障害,精神障害などのリスクが出てきます.事故や暴力などに発展するおそれもあります.また,ほとんどの乱用症や依存症の人が,そうなる以前の不適切な飲酒(問題飲酒)から移行するので,問題飲酒者を見つけて早期に介入することが重要です.では,今回の症例をみてみましょう.
参考文献
1)吉本尚:知っておきたいアルコール問題への対応方法──SBIRT,特集 見逃してはいけない!アルコール関連問題.JIM 23(11):943-945, 2013.
2)Simel D, et al : The Rational Clinical Examination ; Evidence-Based Clinical Diagnosis(JAMA & Archives Journals).McGraw-Hill, 2008. (Kindle版ではupdateの最新追加記載あり)
3)五十野博基,他:アルコール依存症の予防・早期発見・介入(SBIRT),特集 依存症──最近注目されている依存症を中心に(薬物依存症).日本臨床 73(9): 1528-1535, 2015.
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