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文献詳細

雑誌文献

総合診療26巻3号

2016年03月発行

文献概要

Editorial

漢方を日常診療にどう取り入れていくか?

著者: 山中克郎1

所属機関: 1諏訪中央病院内科総合診療部

ページ範囲:P.189 - P.189

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 漢方薬をよく処方する友人に聞くと,劇的な効果を示すことがあるという.私自身は下肢のけいれん性疼痛(こむらがえり)を訴える患者に処方する芍薬甘草湯以外は,未だに劇的効果の実感に乏しい.しかし,「漢方をもっと勉強したい!」という強い想いはある.だから最近は,風邪を引くのが少し楽しみでもある.葛根湯エキス製剤をお湯で溶かし,チューブ入り生しょうがを少し入れてグイッと飲むと,翌朝には効果を実感することが確かにある.何とも不思議な心持ちである.そして,病状や時期に応じて葛根湯,小青竜湯,補中益気湯を試してみるのだ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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