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GM Library 私の読んだ本
IDATENセミナーテキスト編集委員会(編)『市中感染症診療の考え方と進め方 第2集—IDATEN感染症セミナー実況中継』
著者: 川島篤志12
所属機関: 1市立福知山市民病院 研究研修センター 2市立福知山市民病院 総合内科
ページ範囲:P.271 - P.271
文献購入ページに移動さて,IDATENは過去にも複数の書籍を刊行している2).それぞれ秀逸であるが,今回はセミナー実況中継風の体裁で,施設内・地域内での感染症診療の質向上に心強い1冊として出版された.セミナーは夏と冬に行われているが,日程やあまりの人気で“狭き門”となっている.サマーセミナーはbasic編と位置づけられているが,「かぜ」を含めたよくある感染症から,比較的稀で対応困難になりかねない疾患・状態への備え(海外渡航帰りの発熱やHIV診療,集中治療),感染症診療の原則や小児診療,予防(ワクチン)についても網羅されおり,大変贅沢なセミナーである.これらがUpdateされ,カラー図表が豊富な書籍として一般公開されたことは,本当にありがたいことである.個人的には,筆者自身が施設責任者として関わった2013年の「IDATENサマーセミナーin福知山」がbaseになっているのも感慨深い3).
参考文献
掲載誌情報