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文献詳細

雑誌文献

総合診療26巻4号

2016年04月発行

文献概要

特集 ケースとクイズで総ざらい! 街場の2型糖尿病治療 【街場のケース&クイズ】

比較的元気な80歳以上の糖尿病患者のコントロール目標はどこにあるのか?

著者: 藤原靖士1

所属機関: 1南三陸病院 内科

ページ範囲:P.316 - P.319

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Case ❶
訪問診療を開始した95歳女性の糖尿病
患者:95歳,女性.転倒し腰部打撲で通院困難となり,後方病院から訪問診療を依頼された.訪問診療開始1カ月で腰痛軽減し,経口鎮痛薬内服を中止し,室内自力歩行可能となった.娘夫婦との3人暮らしで,主たる介護者は娘.
既往歴:転倒前から,高血圧症,糖尿病,慢性心不全,ペースメーカー挿入後(年2回循環器内科通院),尿管結石・水腎症で腎盂カテーテル留置(定期的に泌尿器科入院でカテーテル交換).
血液検査所見:血圧118/68mmHg,随時血糖値150mg/dl,HbA1c 6.0%,BUN 23.7mg/dl,S-Cr 0.96mg/dl.
処方:アマリール錠 0.5mg 1錠,アクトス錠 15mg 1錠,ジャヌビア錠 50mg 1錠,プラバスタチン 5mg 1錠,アムロジピンOD 2.5mg 1錠,フルイトラン錠 1mg 1錠,以上すべて朝1回.マグミット錠 500mg 2錠,朝夕2回.

参考文献

1)日本糖尿病学会(編):科学的根拠に基づく糖尿病ガイドライン2013.南江堂,2013.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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