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文献概要
特集 感染症ケアバンドル・チェックリスト 【不明熱および敗血症ケアバンドル・チェックリスト】
好中球減少性不明熱患者の診断・治療
著者: 堀之内秀仁1
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科
ページ範囲:P.565 - P.570
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患者:68歳,男性.
主訴:発熱.
現病歴:非Hodgkinリンパ腫(びまん性B細胞リンパ腫)と診断されて入院し,10日前にR-CHOP療法(リツキシマブ,シクロホスファミド,ドキソルビシン,ビンクリスチン,プレドニゾロン)を開始した.悪寒とともに38.5℃の発熱が出現した.
既往歴・合併症:高血圧,脂質代謝異常症.
喫煙歴:なし.
バイタルサイン:意識清明,血圧126/78mmHg,脈拍数96回/分・整,呼吸数18回/分,SpO2 98%(室内気).
身体所見:全身の系統的診察を行ったが,明らかな異常所見は認められなかった.
患者:68歳,男性.
主訴:発熱.
現病歴:非Hodgkinリンパ腫(びまん性B細胞リンパ腫)と診断されて入院し,10日前にR-CHOP療法(リツキシマブ,シクロホスファミド,ドキソルビシン,ビンクリスチン,プレドニゾロン)を開始した.悪寒とともに38.5℃の発熱が出現した.
既往歴・合併症:高血圧,脂質代謝異常症.
喫煙歴:なし.
バイタルサイン:意識清明,血圧126/78mmHg,脈拍数96回/分・整,呼吸数18回/分,SpO2 98%(室内気).
身体所見:全身の系統的診察を行ったが,明らかな異常所見は認められなかった.
参考文献
1)Freifeld AG, Infectious Diseases Society of America, et al : Clinical practice guideline for the use of antimicrobial agents in neutropenic patients with cancer ; 2010 Update by the Infectious Diseases Society of America. Clin Infect Dis 52(4): 427-431, 2011.
2)Flowers CR, et al : Antimicrobial prophylaxis and outpatient management of fever and neutropenia in adults treated for malignancy ; American Society of Clinical Oncology clinical practice guideline. J Clin Oncol 31(6): 794-810, 2013.
3)日本臨床腫瘍学会(編):発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン.南江堂,2012.
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