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文献詳細

雑誌文献

総合診療26巻8号

2016年08月発行

文献概要

特集 The 初診外来 【初診のみかた】

腹痛

著者: 北啓一朗1

所属機関: 1富山大学附属病院 総合診療部

ページ範囲:P.661 - P.664

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Case
急性の右下腹部痛を訴える高齢男性
患者:原井泰司(仮名)さん,65歳,男性.
現病歴:3日前から,右下腹部痛を自覚.2日前に主治医に相談したが,様子をみるよう言われた.その後も痛みが続くため,当科を受診した.

参考文献

1)Silen W, 2010/小関一英(監訳):急性腹症の早期診断──急性腹症の診断の原則 第2版.pp 1-12,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2012. <腹痛診断の古典的テキスト.著者自身の詳細な症例報告は病歴聴取の参考になる>
2)急性腹症ガイドライン出版委員会:急性腹症ガイドライン2015.医学書院,2015. <エビデンスに基づいた腹痛診療のガイドライン.日本腹部救急医学会のホームページで閲覧可能>
3)山口裕:“GI red flags”器質的疾患を疑う愁訴リストを把握する.Hospitalist 2(3): 611-622, 2014. <腹痛に限らない器質的疾患を疑うための愁訴リストについての総説>
4)Beckerham K, et al : The Acute Abdomen. -COmmON DISEASES, Kluwer Academic Publishers, pp244-252, 1993. <英国のGPがカバーするコモンディジーズについて簡潔に書かれたテキスト.古くなったが,有用な情報が多い>
5)北啓一朗,他:卒後臨床研修で特に伸ばしたい能力とは何か──質的研究によるアプローチ.医学教育 35(1): 24-31, 2003. <病棟での参与観察と面接から,スキルとしての見立て力を提案した拙著論文>

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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