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文献詳細

雑誌文献

総合診療27巻1号

2017年01月発行

文献概要

特集 総合診療の“夜明け”—キーマンが語り尽くした「来し方、行く末」

【座談会③】—2000年代 3学会合併と日本プライマリ・ケア連合学会の発足—家庭医+病院総合医=日本独自の新たなジェネラリスト像

著者: 津田司1 小泉俊三2 前沢政次34 藤沼康樹5

所属機関: 1家庭医医療学研究所 2東光会七条診療所 3ひまわりクリニックきょうごく 4地域医療教育研究所 5医療福祉生協連 家庭医療学開発センター

ページ範囲:P.48 - P.59

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 2010年4月、ジェネラリストのための新たな学会として、「日本プライマリ・ケア連合学会」(以下、PC連合学会)が誕生した。「日本プライマリ・ケア学会」(以下、PC学会)、「日本家庭医療学会」(以下、FM学会)、「日本総合診療医学会」(以下、GM学会)を合併したものである。学会が新設されたり分派することはあっても、統合されるというのは異例のことだ。旧3学会は、この“ウルトラC”を、いかにして実現したのか?
 本稿において、この合併は“結婚”に喩えられる。結婚には、それ以前にもそれ以後にも、大なり小なりの困難を伴うことは、誰もが少なからず実感するところだろう。“結婚話”がもちあがったのは2006年。この4年間にどのような議論があり、合併に至ったのか? 本座談会では、その当事者に、当時の葛藤と希望を詳らかに語っていただいた。立場を異にする面もあった旧3学会合併のプロセスは、これからのジェネラリスト、そして総合診療の未来へのヒントに溢れている。(編集室)

参考文献

1)前沢政次、他:日本プライマリ・ケア連合学会設立に寄せて.日本プライマリ・ケア連合学会雑誌、33(2)88-96、2010.
2)永井友二郎:「人間の医学」への道.人間と歴史社、2004.
3)津田司、他:合同座談会 地域医療を担う医師の育成を目指して.地域医学、20(12):1050-1060、2006.
4)松井征雄、石川雄一、福井次矢、他:第1回家庭医療学研究会シンポジウム「家庭医療普及の戦略」.家庭医 3(2):139-162, 1987.
5)三尾奎三:日本プライマリ・ケア学会設立前の状況、プライマリ・ケア学会10年史.日本プライマリ・ケア学会、1988.
6)石川雄一:アメリカにおける医学教育、これからお日本における医学教育—Ⅰllness and Wellness. 家庭医 2(3):287-292, 1986.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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