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Update'17
東日本大震災とプライマリ・ケアの今—不安とPTSD
著者: 長純一1
所属機関: 1宮城県石巻市立病院 開成仮診療所
ページ範囲:P.1412 - P.1412
文献購入ページに移動 東日本大震災後1年の時点で、約2,000戸の仮設住宅群にプレハブの診療所を開設した時から、メンタルヘルスへの対応は非常に大きな課題と考えていた。現在まで震度3程度の地震はしばしば起きていることもあり、潜在的に「不安」を抱えている方が非常に多い。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の方が地震でパニック発作を起こし、緊急搬送されてくるケースも未だにある。また、3月11日の前後や、熊本地震や各地の水害などの報道を見ることでも、「1人でいることが怖い」、特に「夜、怖くて眠れない」といった方が少なくない。先の見えない生活が、不安の要因でもある。
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