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文献詳細

雑誌文献

総合診療27巻11号

2017年11月発行

文献概要

オール沖縄!カンファレンス・11

造影剤投与後の呼吸困難、気道を確保せよ!

著者: 仲本正哉1 銘苅正1 徳田安春2

所属機関: 1ハートライフ病院救急科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター

ページ範囲:P.1541 - P.1545

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CASE
患者:74歳、男性。身長160cm、体重58.8kg、BMI 23.0。
主訴:呼吸困難。
既往歴:膵囊胞腫瘤、気管支拡張症、高血圧症、逆流性食道炎。
家族歴:特記事項なし。
生活歴:喫煙歴なし。若い頃は大酒家であったが、現在は飲酒なし。
アレルギー歴:特記事項なし。以前の造影CT検査でアナフィラキシー様症状なし。
現病歴:X年3月某日に、1年に1度の膵囊胞腫瘤フォローのため造影CT施行。造影剤注入後に咳嗽・くしゃみが出現。その後、呼吸困難とSpO2の低下を認めたため、早急に救急外来へ移動となった。

参考文献

1)海老澤元宏,他:アナフィラキシーガイドライン.p1,日本アレルギー学会,2014.
2)日本外傷学会外傷初期診療ガイドライン改訂第5版編集委員会(編),日本外傷学会,他(監修):外傷初期診療ガイドライン JATEC(改訂第5版).へるす出版,2016.
3)小川信,他:緩和目的に輪状甲状靭帯切開を施行した頭頸部癌の2例.日本臨床外科学会雑誌 76(4): 684-687, 2015.
4)竹内万彦:アナフィラキシーと喉頭浮腫.呼吸器内科 31(3): 206-213, 2017.
5)小林信之:アナフィラキシー.呼吸 32(7): 638-644, 2013.
Brown SG : Clinical features and severity grading of anaphylaxis. J Allergy Clin Immunol 114(2): 371-376, 2004. PMID 15316518

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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