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#総合診療
#書評:『《ジェネラリストBOOKS》身体診察 免許皆伝—目的別フィジカルの取り方 伝授します』
著者: 黒川清1
所属機関: 1東大
ページ範囲:P.1589 - P.1589
文献購入ページに移動 誰でも健康でいたい、病気にはなりたくない。だから、患者が診察を受けに来たのには、何かの理由がある。これが、医師と患者との関わり方だ。
患者を「診る」ことは、初診時の全身の第一印象をみて、会話し(問診)、ちょっと丁寧な観察(診察)から始まる。なぜ患者が来院したのか、何が起こりつつあるのか、頭が回転し始める。外来・病棟・救急などで、患者を観察し、話を聞きながら状況判断し、すぐに対応するべきことなどを検討しながら推論や仮説を設定、対応し、身体診察を行い、次の選択肢や指示を出さなくてはいけない。特に時間的制限の高い救急やインテンシブケアでは、診療のプロセスが凝縮されている。これらのプロセスこそが臨床の醍醐味だ。
患者を「診る」ことは、初診時の全身の第一印象をみて、会話し(問診)、ちょっと丁寧な観察(診察)から始まる。なぜ患者が来院したのか、何が起こりつつあるのか、頭が回転し始める。外来・病棟・救急などで、患者を観察し、話を聞きながら状況判断し、すぐに対応するべきことなどを検討しながら推論や仮説を設定、対応し、身体診察を行い、次の選択肢や指示を出さなくてはいけない。特に時間的制限の高い救急やインテンシブケアでは、診療のプロセスが凝縮されている。これらのプロセスこそが臨床の醍醐味だ。
参考文献
1)Bickley LS, et al. 2012/福井次矢,他(監修):ベイツ診察法 第2版.メディカル・サイエンス・インターナショナル,2015.
2)Orient JM. 2009/須藤博,他(監訳):サパイラ 身体診察のアートとサイエンス 原書第4版.医学書院,2013.
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