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文献概要
特集 小児診療“苦手”克服!!—劇的Before & After “匠”を目指すための9つのワザ
❸救急
著者: 土肥直樹1 茂木恒俊2
所属機関: 1相模原市国民健康保険 内郷診療所 2久留米大学医療センター総合診療科
ページ範囲:P.1640 - P.1643
文献購入ページに移動小児一次救急においては、帰宅が可能か、転送が必要かのトリアージがまず求められる。病歴と症状を自分の言葉で伝えることが困難な乳幼児では、保護者からの病歴聴取と、的確な身体診察が重要となる。帰宅可能であれば診断と治療を行い、ホームケアの要点を、患者と保護者に説明できなければならない。転送が必要であれば、患者と保護者に説明し、初期治療を実施しながら、転送先の小児科医に適切な申し送りを行う必要がある。
小児は小さな大人ではなく、小児特有の病態生理・疾患・身体所見・検査所見があり、患者と保護者の関係性、保護者の特性に留意して診療しなければならない。発育と発達をみる視点も大切である。小児の診療は幅が広く、奥が深い。
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