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文献詳細

雑誌文献

総合診療27巻12号

2017年12月発行

文献概要

特集 小児診療“苦手”克服!!—劇的Before & After “匠”を目指すための9つのワザ

❻乳幼児健診

著者: 清田実穂12

所属機関: 1 2あさお診療所

ページ範囲:P.1653 - P.1656

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苦手だったあの頃
 筆者の勤務している診療所は「内科・小児科」を標榜しており、小児も成人も来院するため、乳幼児健診は週に数回あるかどうかだ。6カ月健診、10カ月健診、4歳児健診、5歳児健診…とあるが、同じ月齢が集中して来院するわけではなく、勤務したての頃はそれぞれの月齢・年齢での「正常」な発育、発達がすぐにすべて思い浮かばず、その都度成書にあたって確認していた。保護者からの質問や相談に対しても、あまり具体的な答えができていなかったと感じる。今振り返ると、自分自身の診療の「型」が定まらず、苦労していたのだと思う。
 どのような診療の場でも、診療の「型」が定まっていないと、診療に抜けが生じたり、抜けが生じないように過剰な診療をしてしまったりする。乳幼児健診にも「型」が必要なのだと感じたのは、もっと後のことであった。

参考文献

1)福岡地区小児科医会乳幼児保険委員会(編):乳幼児健診マニュアル 第5版.医学書院,2015.
2)平岩幹男:乳幼児健診ハンドブック─健診の実際から事後フォローまで.診断と治療社,2015.
3)後藤洋一(編):魅力ある乳幼児健診─クリニックだからできること.中山書店,2010.
4)水野克己:お母さんがもっと元気になる乳児健診─健診を楽しくすすめるエビデンス&テクニック.メディカ出版,2015.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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