icon fsr

文献詳細

雑誌文献

総合診療27巻12号

2017年12月発行

文献概要

GM Report

—第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術総会 インタレストグループ 10—地域性の異なる大学病院総合診療部門による総合診療専門医育成についての検討

著者: 多胡雅毅1 古川尚子1 大串昭彦1 山下秀一1

所属機関: 1佐賀大学医学部附属病院 総合診療部

ページ範囲:P.1734 - P.1738

文献購入ページに移動
背景
 総合診療専門医の設置を機に、総合診療医の役割についてさまざまな議論がなされている。総合診療は病院総合診療を含み、その活躍する領域は1次から3次医療まで多岐にわたる1)。また、医療・教育・研究などにおいて大学病院が総合診療専門医育成に果たす役割は大きいと考えられ、人口と高齢化率、所在地、医療環境などの地域性が異なる大学間で互いの教育システムの特徴を共有することは、総合診療専門医育成プログラムの充実に有用である。
 われわれは2017年5月14日に第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術総会にて、インタレストグループ「地域性の異なる大学病院総合診療部門による総合診療専門医育成についての検討」を開催したため、本稿ではその概要を報告する。

参考文献

1)山城清二: ワークショップ;病院における総合診療科の立ち上げとその維持・発展について. 日本プライマリ・ケア連合学会 第6回学術大会 記録.日本プライマリ・ケア連合学会誌 38(4): 412-423, 2015.
2)加納亜子:へき地研修の有無が総合診療の定員調整の指標に─高い学術レベルを有する総合診療専門医の養成が目標.日経メディカルOnline, 2017. http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t221/201705/551317.html
3)加納亜子:総合診療の研修プログラム,いまだ定まらず─リスタートのカギは再び厚労省の検討会に.日経メディカルOnline, 2017. http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t221/201704/551064.html
4)OECD Health Data 2009 ; comparing health statistics across OECD countries. OECD, 2009. http://www.oecd.org/health/oecdhealthdata2009comparinghealthstatisticsacrossoecdcountries.htm
5)佐藤正通:地域医療と病院総合診療─地域に求められる診療提供体制,そして総合診療の位置付け.日本病院総合診療医学会雑誌 7(2): 1-8, 2014.
6)高橋直純:総合診療医養成のコアは大学であるべき─第6回日本プライマリ・ケア学会学術大会,大学の役割巡り議論.m3.com, 2015. https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/330693

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?