文献詳細
文献概要
国試にたずねよ・2
あるあるアルコール・エマージェンシー!
著者: 山中克郎1
所属機関: 1諏訪中央病院総合内科
ページ範囲:P.251 - P.253
文献購入ページに移動 2月は、医師国家試験(以下、国試)の季節だ。学ぶべき医学知識が膨大になっているので、受験生は記憶するだけで大変だろう。医学部6年生には、数人のグループごとに自習室を与え、予備校の講義を利用してひたすら国試の勉強だけをさせる大学も多いと聞く。病院内で6年生に出会うことは、ほとんどない。
数年前に私が国試問題作成委員をしていた時には、「医師になって第一線で診療をする時に絶対に知っていなければならない医学知識を問う、また臨床実習に真面目に取り組んでいなければわからない問題を作成してほしい」と、厚生労働省から指導を受けていた。国試に合格すれば、すぐに臨床の第一線に送り込まれるのに、医学部の最終学年に全く患者に接しなくていいのだろうか。
数年前に私が国試問題作成委員をしていた時には、「医師になって第一線で診療をする時に絶対に知っていなければならない医学知識を問う、また臨床実習に真面目に取り組んでいなければわからない問題を作成してほしい」と、厚生労働省から指導を受けていた。国試に合格すれば、すぐに臨床の第一線に送り込まれるのに、医学部の最終学年に全く患者に接しなくていいのだろうか。
参考文献
1)Hemphill JC, et al : Wernicke's disease. Harrison's Principles of Internal Medicine, p1783, McGraw-Hill, 2015.
2)神田隆:医学生・研修医のための神経内科学 改訂2版.pp488-489, 中外医学社,2014.
3)上田剛士:ジェネラリストのための内科診断リファレンス─エビデンスに基づく究極の診断学をめざして、pp622-623、医学書院、2014.
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