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文献概要
特集 コミュニケーションを処方する—ユマニチュードもオープンダイアローグも入ってます! 【実践編】
「総合診療病棟」でよくあるコミュニケーション不全とその対応
著者: 鄭東孝1
所属機関: 1独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 総合内科
ページ範囲:P.581 - P.585
文献購入ページに移動 医療現場での「良いコミュニケーション」の定義は難しい。
表面的に摩擦なく経過していれば良いわけではなく、医療者の立場を強化するような、言質をとられないような物言いが良いとも言えない。治療や病棟業務の円滑な進行につながるコミュニケーションは便利ではあるが、患者にとって良いものかどうかは別である。また、相手の認知をすべて受け入れることで対立を避けられるかもしれないが、標準的な診療の遂行に支障をきたす可能性もあり、また非合理的な認知をもった人もいる。
表面的に摩擦なく経過していれば良いわけではなく、医療者の立場を強化するような、言質をとられないような物言いが良いとも言えない。治療や病棟業務の円滑な進行につながるコミュニケーションは便利ではあるが、患者にとって良いものかどうかは別である。また、相手の認知をすべて受け入れることで対立を避けられるかもしれないが、標準的な診療の遂行に支障をきたす可能性もあり、また非合理的な認知をもった人もいる。
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