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特集 コミュニケーションを処方する—ユマニチュードもオープンダイアローグも入ってます! 【実践編】
オープンダイアローグが拓く「対話」の地平
著者: 斎藤環1
所属機関: 1筑波大学医学医療系 社会精神保健学
ページ範囲:P.587 - P.590
文献購入ページに移動「対話」で幻聴が激減?
筆者は現在、「オープンダイアローグ(open dialogue:OD。開かれた対話)」と呼ばれる治療ないしケアの技法を、臨床場面で試みている。これまでのところ、事例によってはその有効性を信ずるに足る成果が得られているので、まずその治療経験を紹介したい(プライバシー保護のため、事例の本質に影響のない範囲で細部に変更が加えてある)。
筆者は現在、「オープンダイアローグ(open dialogue:OD。開かれた対話)」と呼ばれる治療ないしケアの技法を、臨床場面で試みている。これまでのところ、事例によってはその有効性を信ずるに足る成果が得られているので、まずその治療経験を紹介したい(プライバシー保護のため、事例の本質に影響のない範囲で細部に変更が加えてある)。
参考文献
1)Seikkula J, Arnkil TE. 2006/高木俊介(訳):オープンダイアローグ.日本評論社,2016.
2)斎藤環:オープンダイアローグとは何か.医学書院,2015.
3)Seikkula J, Olson ME : The open dialogue approach to acute psychosis;its poetics and micropolitics. Fam Process 42(3): 403-418, 2003. PMID 14606203
4)Seikkula J, Arnkil TE : Open Dialogues and Anticipations;Respecting Otherness in the Present Moment. National Institute for Health and Welfare, Tampere, 2014.
5)Andersen T. 1995/鈴木浩二(訳):リフレクティング・プロセス(新装版)──会話における会話と会話.金剛出版,2015.
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