文献詳細
文献概要
特集 コミュニケーションを処方する—ユマニチュードもオープンダイアローグも入ってます! 【スペシャル・アーティクル】
—人工知能技術が紐解くコミュニケーション・ケア—認知症ケアを高度化する「見立て」と「学びの環境」
著者: 竹林洋一1 上野秀樹23 石川翔吾4
所属機関: 1静岡大学 創造科学技術大学院 2千葉大学医学部附属病院 地域医療連携部 3敦賀温泉病院 4静岡大学大学院 総合科学技術研究科
ページ範囲:P.615 - P.620
文献購入ページに移動認知症への医療やケアは発展途上にあり、ユマニチュード(Humanitude®)のようなケアによって、認知症の人の行動・心理症状や精神症状を改善できることがわかってきた1、2)。しかし、それら高度な認知症ケアの有効性を、医学や看護学などの従来の研究手法だけで評価するのは難しい。
ただでさえ、医療・介護現場は閉鎖的で、認知症のケアは主観的になりやすい。認知症ケアの高度化を図るには、認知症の人の状態を記述し、複雑なコミュニケーションスキルを形式知化して、その効果を客観化する必要がある。
そこで、「情報学」や「人工知能学」に基づく“evidence-based care”の確立が求められる。
参考文献
掲載誌情報