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文献詳細

雑誌文献

総合診療27巻7号

2017年07月発行

文献概要

ゲストライブ〜Improvisation〜・5

「人工知能 vs 診断戦略」を超えて—総合診療のオーグメンテーションのために

著者: 武田秀樹12 志水太郎3

所属機関: 1株式会社FRONTEO 2行動情報科学研究所 3獨協医科大学病院 総合診療科 診療部

ページ範囲:P.843 - P.853

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 もはや「人工知能」(artificial intelligence:AI)という言葉を聞かない日はない。医療におけるAI活用への期待も高まるなか、武田氏は“エキスパートの「暗黙知」を学ぶAI”を開発し、すでに医療やヘルスケア領域でも一部実用にこぎつけた。精神科やがん診療における「診断支援」への応用にも着手している。
 はたしてAIは、全領域にまたがる“総合診療の診断”においても、その威力を発揮するのか?一方、「AIが医師の仕事を奪うのではないか?」という懸念の声もあるが……。『診断戦略』1)を著し、「診断」のエキスパートというべき志水氏が、業種の“フレーム”を越えて語り合い、「総合診療」におけるAI活用の可能性を探った。

参考文献

1)志水太郎:診断戦略─診断力向上のためのアートとサイエンス.医学書院,2014.
2)武田秀樹,中尾正寿:「看護師の判断」を人工知能が学習し転倒・転落予測を支援する─人工知能「KIBIT」を用いたNTT東日本関東病院の取り組み.看護管理 26(12): 1066-1071, 2016.
3)McCarthy J, Hayes PJ:Some Philosophical Problems from the Standpoint of Artificial Intelligence. Machine Intelligence 4 : 463-502, 1969.
4)志水太郎:おだん子×エリザベスの急変フィジカル 第12夜;プレショック③.週刊医学界新聞,3203:5, 2016.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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