総合診療27巻7号

2017年07月発行

特集 感染症を病歴と診察だけで診断する！Part 3 カリスマ編 【各論】 System2｜理詰めで追い詰める感染症

システムエラー

著者： 亀井三博¹

所属機関： ¹亀井内科・呼吸器科

ページ範囲：P.922 - P.926

　日日是好日。患者さんに向き合い、話を聴き、診察をし、判断する。それを繰り返す日々である。繰り返しても尚、とうてい“達人の域”には到達していない。そして、今日も、また、私を“罠”が待ち受けていた。

参考文献

1）腹痛を「考える」会（仮）：腹痛を「考える」─寺澤秀一教授退官記念便乗出版，自費出版，2016. 〈新たな視点から腹痛に迫る，知る人ぞ知る名著．腹痛に，病態・生理・解剖から迫る．経験に理論の裏打ちができる。非売品で、残念ながら現在は入手困難。〉

に勝るとも劣らない名著である．いずれも著者は外科医，やはり腹痛は外科医に学ぶことが多い〉

3）Silen W：Cope's Early Diagnosis of the Acute Abdomen. 1921／小関一英（監訳）：急性腹症の早期診断─病歴と身体所見による診断技能をみがく．メディカル・サイエンス・インターナショナル，2004. 〈言わずと知れたCopeの現在も生きる古典的名著〉