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What's your diagnosis?[176]
ローマのエクレア
著者: 海透修子1 後藤雅史1 井口美季子2 奥野芳章3 小山弘1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構京都医療センター総合内科 2独立行政法人国立病院機構京都医療センター膠原病・リウマチ内科 3独立行政法人国立病院機構京都医療センター血液内科
ページ範囲:P.1014 - P.1018
文献購入ページに移動症例:80代、女性。京都出身。
主訴:全身倦怠感と食欲不振。
現病歴:ADL自立の高齢女性。自宅の3階で生活し、その年のクリスマスもひ孫たちと楽しく過ごしていた。しかしクリスマスの後から、誘因なく突然、全身倦怠感や四肢の脱力感を認めるようになった。すぐに良くなるだろうと様子を見ていたが改善なく、次第に食事も摂れなくなってきたため、年末に救急外来を受診、軽度の脱水を指摘され点滴を受けて帰宅したものの、その後も症状が続き、年明けに総合内科外来を受診した。
既往歴:関節リウマチ(RA)にて近医整形外科通院中。高血圧症。
内服薬:コニール®(4mg)1錠、ディオバン®(80mg)1錠、シンバスタチン®(5mg)1錠、レリフェン®(400mg)1錠、リウマトレックス®(2mg)2錠/週、フォサマック®(35mg)1錠/週。
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