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特集 見逃しやすい内分泌疾患─このキーワード、この所見で診断する! 【コラム Endocrinology in Generalist Medicine】
低Na血症がわかったら?
著者: 清水力1
所属機関: 1北海道大学病院検査・輸血部
ページ範囲:P.1078 - P.1078
文献購入ページに移動 「低Na血症」は、実地診療で遭遇する、頻度の高い電解質異常である。中年期までに認める低Na血症については、内分泌疾患を含め何らかの基礎疾患を有することが多い印象を受けるが、高齢者における低Na血症については、遭遇頻度が高く、特に無症状で低Na血症の程度も軽度の場合、原因追求がなされず、経過観察される場合が多いのではないだろうか。低Na血症の鑑別についてはさまざまなアプローチがなされているが、これまで低Na血症に関するガイドラインが存在しなかったことも1つの理由として考えられる。
最近、欧州内分泌学会(European Society of Endocrinology)、救急医学会(European Society of Intensive Care Medicine)、腎臓・透析・移植学会(European Renal Association─European Dialysis and Transplant Association)から、合同で低Na血症についての診断と治療に関するガイドラインが発表されたので1)、その鑑別について今一度振り返ってみる。
最近、欧州内分泌学会(European Society of Endocrinology)、救急医学会(European Society of Intensive Care Medicine)、腎臓・透析・移植学会(European Renal Association─European Dialysis and Transplant Association)から、合同で低Na血症についての診断と治療に関するガイドラインが発表されたので1)、その鑑別について今一度振り返ってみる。
参考文献
1)Spasovski G, et al : Clinical practice guideline on diagnosis and treatment of hyponatraemia. Eur J Endocrinol 170(3): G1-G47, 2014. PMID 24569125 〈ヨーロッパの3学会が合同で作成した低Na血症についてのガイドライン〉
2)Williams DM, et al : The clinical management of hyponatraemia. Postgrad Med J 92(1089): 407-411, 2016. PMID 27044859 〈上記ガイドラインのエッセンスを論述したもの〉
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