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文献詳細

雑誌文献

総合診療27巻8号

2017年08月発行

文献概要

特集 見逃しやすい内分泌疾患─このキーワード、この所見で診断する! 【コラム Endocrinology in Generalist Medicine】

男性更年期って?

著者: 永井敦1

所属機関: 1川崎医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.1086 - P.1086

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 厚労省の健康日本211)によれば、人が生まれてから死ぬまでの生涯を、「幼年期」「少年期」「青年期」「壮年期」「中年期」「高年期」の6段階に大別しています。壮年期は「働く」時期、中年期が「熟す」時期、そして高年期は「稔る」時期と解説されています。
 では、「男性更年期」とはいつの段階のことを指すのでしょうか? 厚労省は壮年を「31〜45歳」と定義しており、更年期とは概ね、壮年期から中年期に差し掛かる年齢を指しているようです。臨床的には男性更年期が始まる時期は、個人差もあるので、概ね40〜50歳と考えてよいでしょう。

参考文献

1)健康・体力づくり事業財団:健康日本21─21世紀における国民健康づくり運動.2000.http://www.kenkounippon21.gr.jp/index.html(2017年6月21日閲覧)
2)日本泌尿器科学会,日本Men's Health医学会「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会(編):加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)診療の手引き.じほう,2007.
3)Heinemann LAJ, et al : A new ‘aging males' symptoms' rating scale. Aging Male 2 : 105-114, 1999.
4)伊藤直樹,他:アンドロゲンと疾患─LOH(late-onset hypogonadism : 男性更年期障害).日本臨牀 64(Suppl 4,臨床分子内分泌学4): 499-503, 2006.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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