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特集 うつより多い「不安」の診かた—患者も医師も安らぎたい 【医師の不安への処方箋】
「間違っているかもしれない自分」への不安にどう対処するか?
著者: 尾藤誠司1
所属機関: 1東京医療センター 総合内科・臨床研修科
ページ範囲:P.1234 - P.1236
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患者:42歳、女性。
主訴:1カ月前から両手の関節が痛む。
現病歴:あなたは病院の総合診療医として患者を診察し、「関節リウマチ」や「膠原病」関連の疾患を中心に鑑別するため、各種検査を予定し、丁寧な臨床所見の評価を行った。その結果、赤血球沈降速度が18mm/時とやや亢進気味であるほかは、特記すべき異常所見を認めなかった。
あなたは患者に「今回いろいろ検査をしましたが、重大な病気が潜在する可能性はなさそうです」と説明した。しかし、患者は「でも、まだ痛みが引きません。本当に、私は大丈夫なのでしょうか?」とあなたに訴えた。あなたは返答に困ったが、「身体的な病気はありませんから安心してください」と患者に伝えた。
患者:42歳、女性。
主訴:1カ月前から両手の関節が痛む。
現病歴:あなたは病院の総合診療医として患者を診察し、「関節リウマチ」や「膠原病」関連の疾患を中心に鑑別するため、各種検査を予定し、丁寧な臨床所見の評価を行った。その結果、赤血球沈降速度が18mm/時とやや亢進気味であるほかは、特記すべき異常所見を認めなかった。
あなたは患者に「今回いろいろ検査をしましたが、重大な病気が潜在する可能性はなさそうです」と説明した。しかし、患者は「でも、まだ痛みが引きません。本当に、私は大丈夫なのでしょうか?」とあなたに訴えた。あなたは返答に困ったが、「身体的な病気はありませんから安心してください」と患者に伝えた。
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