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What's your diagnosis?[181]
ASAP
著者: 中山洋一1 三宅啓史1 八田和大1 明保洋之1 石丸裕康1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院
ページ範囲:P.6 - P.11
文献購入ページに移動患者:60歳、女性。
主訴:繰り返す失神。
現病歴:
●X-5日:昼から右耳の下が腫れてきて、つばが飲み込めないほどの喉の痛みを自覚していた。食欲もなくなり、夕方には38℃の発熱・頭痛・倦怠感・悪寒を生じた。この頃から、家で日に1〜2回失神するようになってきた。
●X-3日:両上肢・両大腿・腹部前面に紅斑が出現した。瘙痒はなかった。
●X-2日:解熱は得られたものの、全身の皮疹・倦怠感・頭重感・食思不振が持続しており、当院総合内科・皮膚科を受診した。皮疹については、ウイルス疹疑いであった。内科的にもウイルス感染として帰宅となった。
●X-1日:自宅で失神を7回繰り返した。
●X日:失神を繰り返しており、食事もろくに食べられなくなってきたため、当院総合内科を再受診した。
●失神について:家で冷蔵庫を開けている時・座っている時などの、ふとした時に意識を失い、気づくと膝をついて倒れていたり、コップを落としてしまったりしていた。眼前暗黒感はなく、前兆もなかった。
既往歴:58歳;薬疹(バクタ®)。慢性膀胱炎。
内服:猪苓湯、八味地黄丸。
アレルギー歴:薬物ではバクタ®、セレコックス®、食物ではサバ、カニ、エビ。
生活歴:喫煙・飲酒なし。
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