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文献概要
特集 シン・フィジカル改革宣言!—私の“神技”伝授します。 【部位別“神技”!—何を意識して診ているか?】
—頸部・胸部—目と手と耳と、頭を駆使して
著者: 喜舎場朝雄1
所属機関: 1沖縄県立中部病院 呼吸器内科
ページ範囲:P.24 - P.28
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重喫煙者で呼吸困難をきたした一例
患者:69歳、男性。
現病歴:1年前から「労作時呼吸困難」があり、3カ月前から呼吸困難の程度がひどくなり、3日前から「黄色痰」も伴って、息切れもさらに悪化してきたため救急室を受診した。
身体所見:呼吸数30回/分、体温38.9℃、SpO2 86%(室内気)。頸部に呼吸補助筋の肥大あり、胸部聴診所見は両側で呼吸音が低下。
検査所見:胸部単純X線写真では新たな陰影なし。喀痰の塗抹検査で、グラム陰性球桿菌が優位に好中球に貪食されていた。
診断:COPD(慢性閉塞性肺疾患)の増悪。
治療・経過:β刺激薬吸入と全身ステロイド、抗菌薬静注で、呼吸困難は徐々に改善した。
重喫煙者で呼吸困難をきたした一例
患者:69歳、男性。
現病歴:1年前から「労作時呼吸困難」があり、3カ月前から呼吸困難の程度がひどくなり、3日前から「黄色痰」も伴って、息切れもさらに悪化してきたため救急室を受診した。
身体所見:呼吸数30回/分、体温38.9℃、SpO2 86%(室内気)。頸部に呼吸補助筋の肥大あり、胸部聴診所見は両側で呼吸音が低下。
検査所見:胸部単純X線写真では新たな陰影なし。喀痰の塗抹検査で、グラム陰性球桿菌が優位に好中球に貪食されていた。
診断:COPD(慢性閉塞性肺疾患)の増悪。
治療・経過:β刺激薬吸入と全身ステロイド、抗菌薬静注で、呼吸困難は徐々に改善した。
参考文献
1)宮城征四郎,他:慢性閉塞性肺疾患(COPD)における理学所見と肺機能検査.臨床病理38(4) : 415-419, 1990.
2)宮城征四郎(監修):呼吸器病レジデントマニュアル 第4版.pp2-14, 医学書院,2008.〈p.118〉
3)Norisue Y, et al : Phasic characteristics of inspiratory crackles of bacterial and atypical pneumonia. Postgrad Med J. 84(994) : 432-436, 2008. PMID 18832405
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