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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻1号

2018年01月発行

文献概要

GM Group Dynamics・1【新連載】

【座談会】僕たちのルーツ、引き継ぐべきDNAとは?

著者: 酒見英太1 藤本卓司2 平島修3 川島篤志4 上田剛士5 高岸勝繁6

所属機関: 1洛和会京都医学教育センター 2耳原総合病院救急総合診療科 3徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター 4市立福知山市民病院総合内科 5洛和会丸太町病院救急・総合診療科 6京都岡本記念病院総合診療科

ページ範囲:P.84 - P.96

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酒見(司会) 今日はテーマ的に、若手の皆さん主体で進めていきたいと思います。
 その前に、「京都GIMカンファレンス」(p.1)の草創期についてです。1998年3月に、当時市立舞鶴市民病院副院長であった松村理司先生(現洛和会ヘルスケアシステム総長)が京大総合診療部の臨床教授に就任した時に、当時の教授でいらした福井次矢先生(現聖路加国際病院院長)に、「一般内科が主体の舞鶴市民病院の症例を京大の研修医や医学生に提示したい」と提案したところ、「それは願ってもないこと」と福井先生も賛同され、同年4月に「京都GIMカンファレンス」(以下、GIMカンファ)が始まりました。その時の参加病院は京大と舞鶴だけ、初めは人集めが大変で、少ない時は舞鶴から2人、京大からは教授プラス1人だけだったとか(笑)。「こんなんで続けられるの!?」といったスタートだったそうです。その頃、舞鶴招聘中のティアニー先生(Lawrence Tierney、現 カリフォルニア大学サンフランシスコ校内科学教授)もGIMカンファに同伴され、福井先生と症例についてバチバチやり合ったというエピソードもあると、松村先生からお聞きしました。

参考文献

1)松村理司・酒見英太(編),京都GIMカンファレンス(著):診断力強化トレーニング─What's your diagnosis? 医学書院,2008.
2)同上,診断力強化トレーニング・2─What's your diagnosis? 医学書院,2015.
3)酒見英太:Willis先生から学んだ筋骨格系診察のウロコ.DOCOTOR'S MAGAZINE 2017年5月号:13, 2017.
4)藤本卓司:感染症レジデントマニュアル 第1版.医学書院,2004.
5)上田剛士(著),酒見英太(監修):ジェネラリストのための内科診断リファレンス—エビデンスに基づく究極の診断学をめざして.医学書院,2014.
6)高岸勝繁(著),清田雅智(監修):ホスピタリストのための内科診療フローチャート—専門的対応が求められる疾患の診療の流れとエビデンス.シーニュ,2016.
7)平島修・志水太郎・和足孝之(編):身体診察免許皆伝—目的別フィジカルの取り方伝授します.医学書院,2017.
8)川島篤志:連載 小テストで学ぶ“フィジカルアセスメント”for Nurses.医学界新聞第2900号(2010年10月18日)〜2995号(2012年9月24日).
9)酒見英太:Clinical problem-solvingカンファレンス.日本内科学会雑誌106(12):2552-2558, 2017.
10)アダム グラント(著),楠木 建(監訳):GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代.三笠書房,2014.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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