総合診療28巻1号

2018年01月発行

苦手克服｜野獣のリアル勉強法・13

あるリウマチ科医から医学生へのメール

著者： 萩野昇¹

所属機関： ¹帝京大学ちば総合医療センター 第3内科学（血液・リウマチ）

ページ範囲：P.136 - P.141

　Aくん、メールをありがとう。これまで、講演後、自分が教鞭をとる大学の学生さんから質問されることはあまりなかったので、とても嬉しくて少ししゃべりすぎてしまったかもしれない。
　僕は20世紀最後の年に医学部を卒業したけれど、学生時代に「医師の『勉強会』に出席する」という発想はまったくなかった。最近は、勉強会で熱心な学生さんたちを見かける機会が増え、当時とは隔世の感がある。

参考文献

1）　森鷗外：カズイスチカ．新潮社，1968. http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/680_23198.html

2）　Bywaters EG : Still's disease in the adult. Ann Rheum Dis 30（2） : 121-133, 1971. PMID 5315135 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1005739/

3）　Conan Doyle A：A Scandal in Bohemia. The Adventures of Sherlock Holmes. George Newnes, 1892. http://www.gutenberg.org/files/1661/1661-h/1661-h.htm#1

4）　内科学研鑽会：総合プロブレム方式． http://kensankai.lolipop.jp/ 〈「総合プロブレム方式」は、より高く評価されるべきと考えている。詳しくは「内科学研鑽会」のウェブサイト参照〉

5）　千野栄一：外国語上達法．岩波新書，1986.

6）　國弘正雄：國弘流 英語の話し方．たちばな出版，1999．

7）　Orient JM. 2009／須藤博，他（監訳）：サパイラ 身体診察のアートとサイエンス，原書第4版．p200，医学書院，2013.〈p.23〉

8）　松本道弘：私はこうして英語を学んだ，増補改訂版．中村堂，2014. 〈同著者の『新・giveとget─英語発想のすべてがここにある！』（朝日出版社、2000）は、横須賀米海軍病院で英会話に難渋していた時に光明のように感じられた本〉