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特集 クリニカル・パールPremium!—憧れのカリスマ医師はかく語りき
伝説のカリスマ医師はかく語りき
文献概要
日野原重明先生プロフィール
日野原先生は1911年生まれ。1937年京都帝国大学医学部を卒業。米国ジョージア州アトランタのエモリー大学に留学。聖路加国際病院の医師、院長、理事長、名誉院長を歴任。聖路加看護大学学長も務められた。2017年、現役医師のまま105歳で永眠された。生涯にわたって、日本の医療や社会に多くの素晴らしい貢献をした。ホスピスによる緩和ケア、生活習慣病の予防、ウィリアム・オスラー博士の『平静の心』1)(p.1350)などを日本で初めて紹介または導入した。さらには、新老人などの概念を世界で初めて提唱した。1970年のよど号ハイジャック事件では、日野原先生は人質の1人であったが、乗客の不安と恐怖を取り除くために、優しい指導力を発揮した。1995年のオウム真理教による地下鉄サリン事件では、多くの被害者の救命とケアのため、聖路加国際病院院長として最前線で陣頭指揮に当たった。また、全国の小学校を回り、命の大切さについて説いた2)。
日野原先生は1911年生まれ。1937年京都帝国大学医学部を卒業。米国ジョージア州アトランタのエモリー大学に留学。聖路加国際病院の医師、院長、理事長、名誉院長を歴任。聖路加看護大学学長も務められた。2017年、現役医師のまま105歳で永眠された。生涯にわたって、日本の医療や社会に多くの素晴らしい貢献をした。ホスピスによる緩和ケア、生活習慣病の予防、ウィリアム・オスラー博士の『平静の心』1)(p.1350)などを日本で初めて紹介または導入した。さらには、新老人などの概念を世界で初めて提唱した。1970年のよど号ハイジャック事件では、日野原先生は人質の1人であったが、乗客の不安と恐怖を取り除くために、優しい指導力を発揮した。1995年のオウム真理教による地下鉄サリン事件では、多くの被害者の救命とケアのため、聖路加国際病院院長として最前線で陣頭指揮に当たった。また、全国の小学校を回り、命の大切さについて説いた2)。
参考文献
1)日野原重明・仁木久恵(訳):平静の心—オスラー博士講演集 新訂増補版.医学書院,2003.
2)日野原重明:十歳の君へ,九十五歳のわたしから.冨山房インターナショナル,2006.
3)日野原重明:生き方上手.ユーリーグ,2001.
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