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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻10号

2018年10月発行

文献概要

特集 クリニカル・パールPremium!—憧れのカリスマ医師はかく語りき 伝説のカリスマ医師はかく語りき

ウィリアム・オスラー先生はかく語りき—オスラー先生の「アート」を追求する

著者: 平島修12

所属機関: 1徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター 2名瀬徳洲会病院内科

ページ範囲:P.1347 - P.1350

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ウィリアム・オスラー先生プロフィール
 ウィリアム・オスラー先生(1849-1919)は、近代医学の基礎を作った世界史上最も偉大な医師である。オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)やオスラー結節(感染性心内膜炎を認める皮膚所見)の病名にその名が付いており、研究者としても有名である。論文だけでも実に1,253のペーパーを残しているが、臨床医学だけではなく、自然科学、獣医学、医学史、社会医学、病理学など、その業績の範囲は多岐にわたる。
 しかし、オスラー先生を、「○○を発見した人物」という言葉だけで表現すべきではない。医学生を講義室から病室(ベッドサイド)へ連れ出し、またインターン・レジデント制度などの卒後教育を確立し、何より、医のヒューマニズムを実践した人物なのである。その教えは今もなお、医師・看護師といった医療人に留まらず、すべての社会人に影響を及ぼし続けている。

参考文献

1)徳田安春(編):闘魂外来—医学生・研修医の君が主役!—病歴・フィジカルから情報検索まで臨床実践力の鍛え方を伝授します.羊土社,2018.
2)日野原重明(著):医学するこころ—オスラー博士の生涯.岩波現代文庫,2014.
3)日野原重明・仁木久恵(訳):平静の心—オスラー博士講演集 新訂増補版.医学書院,2003.
4)梶龍兒(監訳)・三枝小夜子(訳):ウィリアム・オスラー—ある臨床医の生涯.メディカル・サイエンス・インターナショナル,2012.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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