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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻10号

2018年10月発行

文献概要

特集 クリニカル・パールPremium!—憧れのカリスマ医師はかく語りき 伝説のカリスマ医師はかく語りき

白浜雅司先生はかく語りき—山村から最先端の情報発信と実践;地域医療と臨床倫理のカリスマ

著者: 本村和久1

所属機関: 1沖縄県立中部病院総合診療科

ページ範囲:P.1367 - P.1371

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白浜雅司先生プロフィール
 1957年生まれ。中学生時代からへき地の医者になりたいと思い、医学部へ。
 1983年九州大学医学部卒業時には、「心のみられるプライマリ・ケア医になりたい」1)との言葉を残している。佐賀医科大学附属病院内科で研修。その後、福岡県大川市高木病院、佐賀医科大学附属病院救急部、佐賀県鹿島市織田病院内科、佐賀医科大学附属病院総合診療部。1994年佐賀県三瀬村国民健康保険診療所所長。国立佐賀大学医学部臨床教授。そしてこの間には、卒後9年目から佐賀県の山村の三瀬村で地域医療を行いつつ、ホームページ(図1)、講演、著書で広く臨床倫理を日本に広め、その実践の第一人者として活躍された。2008年10月27日に50歳の若さで逝去。

参考文献

1)白浜雅司:1700人の村の診療所医師として働いて.波平恵美子(編):健康・医療・身体・生殖に関する医療人類学の応用学的研究.国立民族学博物館調査報告 85 : 227-231, 2009.
2)大西弘高:「第8回家庭医療学夏期セミナー」に参加して.週刊医学界新聞第2212号(1996年10月21日).
3)日本プライマリ・ケア連合学会:田坂賞. https://www.primary-care.or.jp/journal/tac.html 〈田坂佳千先生の業績を忘れず、先生の目指された家庭医と専門医の相互理解と連携による、日本のプライマリ・ケアの質向上、普及、生涯教育に貢献された方を表彰するための賞〉
4)Albert R. Jonsen, et al. 1982/赤林朗,他(監訳):臨床倫理学—臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプローチ.新興医学出版社,2006.
5)川口篤也:モヤモヤよさらば! 臨床倫理4分割カンファレンス.週刊医学界新聞第3059号(2014年1月13日).
6)白浜雅司:学生が経験した症例をもとにした臨床倫理教育.生命倫理8(1) : 81-88, 1998.
7)高橋義文:ニーバーの「冷静を求める祈り」(The Serenity Prayer)——その歴史・作者・文言をめぐって.pp242-271,聖学院大学総合研究所紀要4, 1994. 〈ラインホールド・ニーバー生誕100年記念より〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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