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発熱・右膝関節炎で来院
著者: 佐野良仁1
所属機関: 1佐野内科リハビリテーションクリニック
ページ範囲:P.1425 - P.1426
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患者:88歳、女性。日常のADLは車椅子トランスファー腋窩介助レベルで、車椅子生活者。
既往歴:認知症、脳幹部脳梗塞、第12胸椎圧迫骨折・右大腿骨頸部骨折の手術、骨粗鬆症の既往があり、投薬加療している。
現病歴:2日前の夜から右膝の痛みが出現し、アセトアミノフェン200mgを頓用した。転倒歴は不明。1日前に37.9℃の発熱あり、受診当日も37.2℃の発熱のため来院した。
身体所見:血圧112/84mmHg、脈拍数88回/分・整、体温34.4℃。咽頭痛や鼻汁、咳嗽などの気道症状はなし。右膝は関節液貯留して膨隆しており、軽度熱感あり。明らかな打撲痕なし。
検査所見:両膝関節X線は、左右とも伸展制限があり、変形性関節症による変化以外には詳細な評価は困難。膝関節穿刺にて、33mLの膿性関節液が採取された(図1)。
患者:88歳、女性。日常のADLは車椅子トランスファー腋窩介助レベルで、車椅子生活者。
既往歴:認知症、脳幹部脳梗塞、第12胸椎圧迫骨折・右大腿骨頸部骨折の手術、骨粗鬆症の既往があり、投薬加療している。
現病歴:2日前の夜から右膝の痛みが出現し、アセトアミノフェン200mgを頓用した。転倒歴は不明。1日前に37.9℃の発熱あり、受診当日も37.2℃の発熱のため来院した。
身体所見:血圧112/84mmHg、脈拍数88回/分・整、体温34.4℃。咽頭痛や鼻汁、咳嗽などの気道症状はなし。右膝は関節液貯留して膨隆しており、軽度熱感あり。明らかな打撲痕なし。
検査所見:両膝関節X線は、左右とも伸展制限があり、変形性関節症による変化以外には詳細な評価は困難。膝関節穿刺にて、33mLの膿性関節液が採取された(図1)。
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