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ジェネラリスト漢方Basics|東西2つの視点でアプローチ・10
文献概要
本連載で取り上げてきた「気・血・水」も、今回の血の異常でいったん区切りとなる。繰り返しになるが、「気・血・水」などの漢方概念は、病態を考えるうえでの仮想理論モデルである。また、「気・血・水」は単独でとらえず、それぞれの関連を考えると、治療効果を引き出しやすくなる。患者の示す訴えや所見から病態を推理し、漢方薬の生薬の働きを意識して処方できれば、あなたも漢方医の仲間入りです。
参考文献
1)ローレンス・ティアニー,松村正巳(訳):ティアニー先生のベスト・パール.p105,医学書院,2011. 〈臨床上役に立つパールが満載で、読んでいて楽しい〉
2)佐藤弘:漢方治療ハンドブック.pp187-195,南江堂,1999. 〈現代医学的な視点と漢方医学的な視点から記されている。漢方理論も簡便に学べる〉
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