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みるトレ Special・23
グラム陰性双球菌の菌血症?
著者: 笠原敬1
所属機関: 1奈良県立医科大学感染症センター
ページ範囲:P.1551 - P.1554
文献購入ページに移動患者:70歳台、男性。がん治療にて入院中。
主訴:発熱。
現病歴:201X年6月3日に下咽頭がんの切除術を行い、その後はシスプラチンによる術後化学療法を行っていた。7月12日から発熱が出現し、「誤嚥性肺炎」の診断でスルバクタム/アンピシリンが投与されたが改善せず、7月16日からタゾバクタム/ピペラシリンが投与されたが発熱が持続し、同日採取された血液培養が陽性になった(図1)。
主訴:発熱。
現病歴:201X年6月3日に下咽頭がんの切除術を行い、その後はシスプラチンによる術後化学療法を行っていた。7月12日から発熱が出現し、「誤嚥性肺炎」の診断でスルバクタム/アンピシリンが投与されたが改善せず、7月16日からタゾバクタム/ピペラシリンが投与されたが発熱が持続し、同日採取された血液培養が陽性になった(図1)。
参考文献
1)Uehara Y, et al:Impact of reporting gram stain results from blood culture bottles on the selection of antimicrobial agents. Am J Clin Pathol 132(1) : 18-25, 2009. PMID 19864229
2)Hsu LY, et al:Carbapenem-Resistant Acinetobacter baumannii and Enterobacteriaceae in South and Southeast Asia. Clin Microbiol Rev 30(1) : 1-22, 2017. PMID 27795305
3)Weber DJ, et al:The role of the surface environment in healthcare-associated infections. Curr Opin Infect Dis 26(4) : 338-344, 2013. PMID 23743816
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