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こんなときオスラー|超訳『平静の心』・23
困難な時代の生き方&頭デッカチにならない学習のし方—「古き人文学と新しい科学」の章より
著者: 徳田安春1
所属機関: 1臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.1570 - P.1573
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◦困難な時代の生き方
A医師は、ある漫画を読んだことがきっかけで、日本の国益を守ることが日本国民にとって最も重要であると考えるようになった。そんな折、日本人を拉致していたアジアのあるN国が、ミサイルを日本海に打ち込むという行為を行うようになった。A医師は、日本と安全保障条約を結んでいるU国の軍隊が、N国に対して先制攻撃を行うべきだと考えるようになった。たとえそれによって、N国の民間人を大量に死滅させることになったとしても、である。これは「報復」なのであり、拉致やミサイル発射を行ったN国に責任があるのだから仕方がない、と考えた。
◦困難な時代の生き方
A医師は、ある漫画を読んだことがきっかけで、日本の国益を守ることが日本国民にとって最も重要であると考えるようになった。そんな折、日本人を拉致していたアジアのあるN国が、ミサイルを日本海に打ち込むという行為を行うようになった。A医師は、日本と安全保障条約を結んでいるU国の軍隊が、N国に対して先制攻撃を行うべきだと考えるようになった。たとえそれによって、N国の民間人を大量に死滅させることになったとしても、である。これは「報復」なのであり、拉致やミサイル発射を行ったN国に責任があるのだから仕方がない、と考えた。
参考文献
1)日野原重明・仁木久恵(訳):平静の心—オスラー博士講演集新訂増補版.医学書院,2003.
2)日野原重明・医学するこころ—オスラー博士の生涯(岩波現代文庫)。岩波書店,2014.
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