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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻12号

2018年12月発行

文献概要

特集 こんなときこそ漢方を! 【スキルアップ! 漢方Tips】

フィジカル漢方(動画付)—漢方の診察を学ぶ

著者: 木村容子1

所属機関: 1東京女子医科大学 東洋医学研究所

ページ範囲:P.1654 - P.1657

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 漢方治療では、四診と呼ばれる診察法があります。四診は、「望」「聞」「問」「切」診の4種類であり、問診以外は、漢方独特な表現です。望診は視診、聞診は聴診、切診は触診を意味し、望診では舌診、切診では脈診と腹診が、漢方治療の特徴となっています。これらの四診を総合して、患者の漢方医学的病名、すなわち証を診断します。証を診断するに当たっては、漢方医学特有の概念である八綱(陰陽、虚実、寒熱、表裏)、六病位、気血水、五臓、などの理論を活用します。特に、陰陽や虚実、気血水は、病態を把握するうえで重要です。
 「陰陽」では、暑がりで冬でも冷たい飲み物を好む人は「陽」、寒がりで夏でも靴下を離せないという人は「陰」と考えます。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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